Gmailでの条件付きメール転送 [misc]
また、メール転送機能を使用して、別のメールアドレスにコピー転送を行っている。
今回、特定のメールをコピー転送の対象外とする必要があり、その実現方法について調べてみた。
詳細は、以下の通りである。
1. メール転送の種類
(1) すべてのメールを対象とする転送
[メール転送と POP/IMAP] でメール転送の設定を行う。
(補足)
・元のメールの削除の有無を選択できる。
・設定を残したまま、メール転送を無効にできる。
(2) 条件を満たすメールのみを対象とする転送
フィルタを作成し、受信時の動作としてメールの転送を指定する。
(補足)
・受信時の動作で [削除する] を選択しない限り、元のメールは保存される。
・転送を無効にするには、メールの転送の設定を止めるかフィルタを削除する。
2. 実施手順
(1) メール転送の設定の無効化
下記の手順により、すべての受信メールを転送の対象とする設定を無効にする。
・右上の歯車のアイコンをクリックする。
・[設定] を選択する。
・[メール転送と POP/IMAP] をクリックする。
・[転送:] で [転送を無効にする] を選択する。
(2) フィルタの作成
下記のようなフィルタを作成する。
(フィルタの作成方法については、備考を参照。)
(a) 検索条件
転送するメールを検索する条件を設定する。
(単独の条件以外にも、否定、論理積、論理和、等を使用できる。)
(b) 受信時の動作
・指定アドレスへの転送を行う。
・コピー転送とするため、[削除する] を選択しない。
3. 備考
(1) フィルタの作成方法
下記のいずれかの手順実施する。
(a) 検索条件をすべて自分で設定する場合
・検索ボックスにある [検索オプションを表示] をクリックする。
・検索条件を入力する。
・右下の [この検索条件でフィルタを作成] をクリックする
(b) 検索条件に送信者を自動入力する場合
・該当するメールを選択する。
・送信者が表示されている行の右側にある [その他] をクリックする。
・[メールの自動振り分け設定] を選択する。
・以降は、上記 (a) と同じ。
(2) フィルタの編集方法
・右上の歯車のアイコンをクリックする。
・[設定] を選択する。
・[フィルタとブロック中のアドレス] をクリックする。
・フィルタを選択し、右側の [編集] または [削除] をクリックする。
(補足)
この画面の下方にある [新しいフィルタを作成] からもフィルタを作成できる。
(3) 複数のフィルタを組み合わせて使用する場合の注意点
フィルタは、フィルタの一覧の上から順に適用される。
また、フィルタの順番をダイレクトに変更する機能は提供されていない。
よって、適用順序の変更は、下記の手順を繰り返すことで対応する。
(選択したフィルタを一覧の一番下に移動する。)
・フィルタの編集画面において、当該フィルタを選択する。
・[続行]、[フィルタを更新] の順にクリックする。
(補足)
移動されない場合には、検索条件を一時的に変更する。
その後、[続行]、[フィルタを更新] を実施する。
さらに、検索条件を元に戻し、[続行]、[フィルタを更新] を実施する。