Windows 10の更新プログラムの構成に失敗することへの対応 [Windows]
・Linux と Windows のマルチブートを行っている。
・Linux の GRUB から Windows 10 (20H2) を起動している。
MBR に インストールした GRUB からチェインロードを行っている。
・普段は、Windows 10 の Windows Update を無効化している。
Windows Update Blocker をいうソフトを使用し、有効/無効を選択している。
・必要時に応じて、Windows Update を有効化し、更新プログラムを適用している。
1. 発生事象
Windows 10 20H2 への KB5005565 の適用で、更新プログラムの構成に失敗する。
[エラー・メッセージ] 更新プログラムの構成に失敗しました
・トラブルシューティング・ツールを実行しても、状況は変わらない。
・クリーン・ブート後に Windows Update を実行しても、状況は変わらない。
2. 対処方法
一時的に、MBR に Windows のブートローダーをインストールすることで改善される。
(1) Windows のブートローダーのインストール
今回は、手近にあった Windows 7 のインストール・ディスクを使用した。
(a) Windows 7 のインストール・ディスクでブートする。
(b) [Windows のインストール] で [次へ] を選択する。
(c) [コンピューターを修復する] を選択する。
(d) [システム回復オプション] 画面で、[次へ] を選択する。
・[Windows の起動に伴う問題の回復用の回復ツールを使用...] の方を選択
・[次へ] を選択
・[コマンド・プロンプト] を選択し、下記のコマンドを実行する。
X:\Sources> diskpart DISKPART> list disk DISKPART> select disk 0 DISKPART> list part DISKPART> select part 1 DISKPART> active DISKPART> exit bootrec /fixmbr exit
(e) ブート用 DVD を取り出し、リブートする。
(2) Windows Update の実行
更新プログラムの構成に失敗しなくなる。
(3) GRUB の再インストール
・GRUB shell 等から Linux を起動する。
・MBR へ GRUB をインストールする。
3. 備考
Windows 10 21H1 への更新についても、同様と思われる。
・更新アシスタントで Windows 10 21H1 への更新を行ったところ、エラーが発生した。
対象とする環境かどうかの判断ができない旨のメッセージが表示された。
・上記の対応後に実施すると、特に問題は発生しなかった。
Windows のブートローダーがイストールされている状態で実施したためと思われる。
また、Windows 7 から Windows 10 (20H2) へのアップグレードでも同様と思われる。
・当初、対象とする環境かどうかの判断ができない旨のメッセージが表示された。
・Windows 10 の評価版のインストールおよび削除後に、再実行すると正常終了した。
cf. https://dan-project.blog.ss-blog.jp/2021-05-29-1
コメント 0