LinuxでのWebカメラの使用 [Linux]
調査結果は、以下の通りである。
(尚、動作確認を行っていないため、購入は自己責任でお願いします。)
1. USB 接続でドライバーのイストールが不要な製品については、ほぼ Linux で使用できる。
このような製品の場合、ほとんどが UVC(USB Video Class) 仕様に対応した製品である。
2. UVC 仕様に対応した製品の場合には、Linux でも問題なく使用できる。
3. 下記の製品については、UVC 仕様に対応しており Linux で使用できる。
・ELECOM UCAM-C310FBBK (マイク内蔵) 参考価格: 2,170円(税込)/家電量販店 ・ロジクール C270 (マイク内蔵) 参考価格: 2,310円(税込)/家電量販店
KVM環境でのコピー・ペースト [Linux]
使用目的は、サーバー機能のテストのためである。
このため、ゲスト OS には X 関連のパッケージをインストールしない。
(KVM ホスト側には、X 関連のパッケージをインストールしている。)
[ソフトウェアのバージョン]
・OS: CentOS 7
・qemu-kvm-1.5.3-175.el7_9.3.x86_64
・virt-manager-1.5.0-7.el7.noarch
以下は、このような環境でのコピー・ペーストの実施方法についてまとめたものである。
1. ゲスト OS への接続に Serial Console を使用する場合
ウィンドウ間、およびウィンドウ内でのコピー・ペーストが可能である。
また、Serial Console で接続には、下記のいずれかの手順を実施する。
(1) Terminal Emulator での virsh の実行
# virsh console <domain-name>
(2) Terminal Emulator での virt-manager の実行
# virt-manager
・VM(ドメイン) を選択した状態で右クリックし、[Open] を選択する。
この時点では、Graphical Console が選択されている。
・メニューで、[View] -> [Text Consoles] -> [Serial 1] を選択する。
・表示された Serial Console の任意のポイントをクリックする。
(補足)
ゲスト OS での Serial Console の設定については、備考を参照。
2. ゲスト OS への接続に Graphical Console を使用する場合
コピー・ペーストはできない。
ただし、下記の手順により、ウィンドウ内でのコピー・ペーストが可能となる。
(1) gpm のインストール
# yum install gpm
下記の依存パッケージもインストールされる(CentOS 7 の場合)。
・SDL, gpm-libs, linuxconsoletools
(2) gpm の起動 (初回のみ)
# systemctl start gpm
CentOS 8とCentOS 7でのインストールと設定の違い [CentOS]
・CentOS 7 から CentOS 8 への公式なアップグレードの手順が存在しない。
・CentOS 8 のサポートは 2021-12-31 で終了する。
CentOS の運営形態が変わるためであり、CentOS 7 のサポート期限よりも短い。
今回、RHEL 8 の環境構築が必要となり、その準備として、CentOS 8.3.2011 のインストールを行い、CentOS 7 の場合との違いの確認を行った。
詳細は、以下の通りである。
1. インストール手順
基本的な手順は、CentOS 7 と同様である。
しかし、設定値に若干の違いがある。
(1) インストールソースの指定
CentOS 7 の場合とはディレクトリ構成が少々異なる。
[CentOS 8.3.2011 の場合] ftp//ftp.riken.jp/Linux/centos/8.3.2011/BaseOS/x86_64/os/ [CentOS 7.1.1503 の場合] ftp://ftp.riken.go.jp/Linux/centos/7.1.1503/os/x86_64/
2.インストール後の設定
CentOS 8 では、yum が dnf に変わっている。
しかし、yum は dnf にリンクされており、CentOS 8 でも yum を使用することができる。
(1) rsh、rsh-server のパッケージのインストール
CentOS 8 では、rsh、rsh-server パッケージは EPEL で提供されている。
よって、EPEL リポジトリの追加が必要となる。
# yum install epel-release # yum install rsh.x86_64 rsh-server.x86_64
(2) iptables のインストール
CentOS 8 では、iptables が nftables に変わっている。
しかし、下記の手順により、iptables の使用が可能である。
( cf. https://www.websec-room.com/2019/10/12/3164 )
(a) firewalld の無効化
# systemctl stop firewalld.service # systemctl mask firewalld.service # systemctl list-unit-files | grep firewalld (mask されたことを確認する。)
(b) iptables-services のインストール
# yum install iptables-services
(c) iptables の有効化
# systemctl start iptables.service # systemctl enable iptables.service # systemctl list-unit-files | grep iptables (有効化されたことを確認する。)
(3) VG 名の変更
特に指定しない場合、下記の名前で LVM のリソースが作成された。
CentOS 7 では、VG 名が異なったと思われる。
・PV: /dev/sda2 ・VG: cl_xxx (xxx はホスト名) ・LV: root、swap
VG 名が良くないため、下記の手順で変更する。
(a) バックアップ
作業の開始前に、念の為、システムのバックアップを行う。
(b) VG 名の変更
# vgrename cl_xxx centos
・vgrename は正常終了する。
・/ は古い VG 名を使用したパスでマウントされたままである。
(c) /etc/fstab の編集
cl_xxx の部分を centos に変更する。
(d) 再起動
# shutdown -r now
正常終了しないため、リセットする。
(e) 起動オプションの変更
[GRUB メニューの編集]
・ESC を押下し、GRUB メニューを表示する。
・GRUB のメニュー画面で e を押下し、編集モードにする。
・cl_xxx の部分を centos に変更する。
[起動]
・Ctrl + X でブートを実行する。
(f) GRUB の設定変更
[/etc/default/grub の編集]
・cl_xxx の部分を centos に変更する。
[/boot/grub2/grub.cfg の更新]
# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
(g) バックアップ・データの削除
VG 名の変更が完了した場合には、バックアップ・データを削除する。