Windowsのパーティションのマウント・エラーへの対応 [Linux]
1. 発生事象
2. 原因
3. 対処方法
autofs で Windows の NTFS パーティションをマウントできないことがある。
・/etc/auto.misc の設定は、下記の通りである。
win_1 -fstype=ntfs,locale=ja_JP.eucJP,umask=022,ro /dev/sda1 win_2 -fstype=ntfs,locale=ja_JP.eucJP,umask=022 /dev/sda2
(補足)
・Linux と Windows をマルチブートしている環境である。
・文字コードに unicode を使用する場合には、locale に ja_JP.UTF-8 を指定する。
2. 原因
原因は、/dev/sda と /dev/sdb のディスクが入れ替わることがあるためである。
・起動時に、OS がディスクを認識した順序で /dev/sda、/dev/sdb となる。
・この順序は SATA ケーブルの接続方法とは関係ないため、順序を固定できない。
(補足)
・発生頻度が低いため、これまで気付かなかった。
・LVM を使用している環境では、下記の理由により上記問題は発生しない。
mdadm + LVM での RAID 1 構成のため、UUID が使用されている。
3. 対処方法
パーティションのラベルを使用したマウントを実施する。
(1) Windows 用パーティションへのラベルの設定
C/D ドライブ用パーティションに win_1/2 を設定する。
# ntfslabel /dev/sda1 win_1 # ntfslabel /dev/sda2 win_2
(2) /etc/auto.misc の編集
win_1 -fstype=ntfs,locale=ja_JP.eucJP,umask=022,ro :LABEL=win_1 win_2 -fstype=ntfs,locale=ja_JP.eucJP,umask=022 :LABEL=win_2
(補足)
UUID を使用したマウントも可能である。
(デバイスの UUID は、`lsblk -f` で確認できる。)
2022-06-17 01:07
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