Windows 7 Home EditionのWindows 10への無償アップグレード [Windows]
下記の理由から、サポート終了後も Windows 7 を使用している。
・Windows 環境は MS Office 文書の編集くらいにしか使用していない。 ・MS のサポートを使用することはない。 ネット検索や自身での調査により、ほとんどの問題を解決できる。 また、解決できない問題が残る場合は、その部分を使用しないだけである。
しかし、Windows 10 の下記の情報を見て、アップグレードを検討するようになった。
・MS の方針変更があり、以降は OS の新規購入の必要がない。 Windows 10 内でのバージョンアップとなる。 ・Windows 7 から Windows 10 への無償アップグレードが 2021-01 でも実施できる。 無償アップグレードの期限終了後もアップグレードができている。 ・現在の PC 環境が Windows 10 のハードウェア要件を満たしている。
以下は、下記の項目についてまとめたものである。
・Windows 10 への無償アップグレードを実現するまでの経過
・現状と今後の予定
1. Windows 7 の Windows 10 への無償アップグレードの実現までの経過
1-1. 通常の無償アップグレード手順の実施 (2021-03 上旬に実施) → 異常終了
下記のエラーが発生し、Windows 10 をインストールできない。
[エラーメッセージ] この PC で Windows 10 を実行できるかを判断できません。 セットアップをやめてやり直してください。
(1) 実施方法
・MediaCreationTool20H2.exe を使用。 ・Windows 7 の Product Code を入力せずに実施。 (インストール終了後にライセンス認証を行うため。) ・データの引き継ぎ/クリーンインストールのいずれでも実施。 [この PC を今すぐアップグレードする] を選択の場合 ・Windows 7 のデータが引き継がれる。 [別の PC のインストール メディアを作成する] を選択の場合 ・Windows 10 がクリーンインストールされる。
(補足)
上記の曖昧なエラーメッセージからは、下記のいずれなのかが判断できない。
・Windows 10 への無償アップグレードに該当する環境ではない。
・Windows 10 に対応した環境ではない。
1-2. Windows 10 評価版のインストール (2021-04 上旬に実施) → 正常終了
Windows 10 Enterprise Edition の評価版が存在することを知り、インストールを実施。
(その後、Windows 10 評価版をバックアップし、パーティションの初期化を実施。)
(1) 目的
Windows 10 に対応した環境かどうかを確認するため。
(2) 結果
インストールできたため、Windows 10 に対応した環境であると確認できた。
1-3. Windows 10 への無償アップグレードの再実行 (2021-04 上旬に実施) → 正常終了
下記の手順により、アップグレードできる。
(1) Windows 10 のクリーン・インストール
・パーティション、ファイルシステム(NTFS)は事前に作成する。 ・ダウンロードした iso ファイルを書き込んだ DVD でブートする。 ・インストール時には、Windows 7 の Product Code を入力しない。
(2) インストール後のライセンス認証
・インストール後に、Windows 7 の Product Code でライセンス認証を行う。
2. 現状 (2021-05 下旬)
下記の理由により、パックアップ・データから Windows 7 をリストアし、Windows 7 を使用している。
(尚、Windows 10 は、現在のイメージをバックアップしている。)
理由は、下記の通りである。
(1) Windows 10 の Windows Update の終了に非常に時間を要することがある。
Windows 10 では、Windows Update が強制実行される。
また、エラーの発生、およびその取消のために 最大で 2時間程度、shutdown が終了しないことがあった。
(2) Windows 10 のディスク使用量が想定を遥かに越える。
・Windows 7 では、C: 20GB、D: 10GB で運用できていた。 ・Windows XP では、C: 10GB、D: 10GB で運用できていた。 ・Windows 10 では、C: 30GB、D: 10GB でも余裕がない。 Windows Update が実施された後にこの傾向が堅調となる。
(3) 不要なアプリケーションが多数インストールされる。
これまでの Windows 以上にインストールされる。
また、アン・インストールの手順が面倒なアプリケーションが多数存在する。
3. 今後の予定
(1) Windows 10 の再使用
1 年の半期毎にあるバージョンアップのタイミングで、Windows 10 の更新と状況確認を確認し、再使用の有無を検討しようと思う。
ライセンス的にはグレーゾーンではあるが、Windows 7 と同時に使用しない限り問題ないように思われる。
・Windows 10 が快適に使用できるなら、移行したいと思っている。 ・現在の Windows 10 は快適ではない。 Windows Update を強制するが、更新プログラムの完成度が低く快適ではない。 ・仕方なくWindows 7 に戻し、Windows 10 の改善を待っているような状況である。
(2) Windows 10 での Windows Update の無効化
・サービスやタスクの無効化では効果がない。 ・Home Edition では、Windows Update を無効化するソフトウェアを使用する。 (例) win-updates-disabler
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