zypper の使用するリポジトリの管理 (on openSUSE 11.1) [openSUSE]
zypper コマンドが使用するリポジトリの管理は、zypper コマンドで行う。
主な使用方法は、以下の通りである。
1. リポジトリの一覧表示
zypper repos [-d]
-d: 詳細モード(URI、priority、type の表示)
2. リポジトリの追加
/etc/zypp/repos.d/ に設定ファイル(*.repo) を作成する。
(1) PackMan リポジトリの追加 (for openSUSE 11.1)
zypper ar <URL> packman
・/etc/zypp/repos.d/packman.repo が作成される。
・URL の設定例 (詳細は、こちらを参照。)
http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/11.1/
http://packman.unixheads.com/suse/11.1/
3. リポジトリの有効化
(1) コマンドによる実施
zypper mr -e <repo-name>
(例) zypper mr -e packman
(2) ファイルの編集による実施
設定ファイルの enabled に 1 を設定する。
4. リポジトリの無効化
(1) コマンドによる実施
zypper mr -d <repo-name>
(例) zypper mr -d packman
(2) ファイルの編集による実施
設定ファイルの enabled に 0 を設定する。
5. リポジトリの削除
zypper removerepo <repo-name>
6. リポジトリの管理データの更新
zypper refresh
(注) /etc/zypp/repos.d/*.repo の変更が反映される。
7. キャッシュの削除
zypper clean
主な使用方法は、以下の通りである。
1. リポジトリの一覧表示
zypper repos [-d]
-d: 詳細モード(URI、priority、type の表示)
2. リポジトリの追加
/etc/zypp/repos.d/ に設定ファイル(*.repo) を作成する。
(1) PackMan リポジトリの追加 (for openSUSE 11.1)
zypper ar <URL> packman
・/etc/zypp/repos.d/packman.repo が作成される。
・URL の設定例 (詳細は、こちらを参照。)
http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/11.1/
http://packman.unixheads.com/suse/11.1/
3. リポジトリの有効化
(1) コマンドによる実施
zypper mr -e <repo-name>
(例) zypper mr -e packman
(2) ファイルの編集による実施
設定ファイルの enabled に 1 を設定する。
4. リポジトリの無効化
(1) コマンドによる実施
zypper mr -d <repo-name>
(例) zypper mr -d packman
(2) ファイルの編集による実施
設定ファイルの enabled に 0 を設定する。
5. リポジトリの削除
zypper removerepo <repo-name>
6. リポジトリの管理データの更新
zypper refresh
(注) /etc/zypp/repos.d/*.repo の変更が反映される。
7. キャッシュの削除
zypper clean
zypper によるパッケージの管理 (on openSUSE 11.1) [openSUSE]
openSUSE 11.1 のパッケージの管理には、zypper コマンドと rpm コマンドを併用している。yast は重く応答が遅いと思われたため、現在は使用していない。大まかに分けると、パッケージ間の依存関係がないまたは少ない処理の場合には rpm、それ以外の場合には zypper を使用している。
rpm は RedHat 系 Linux 以外でも採用されることがある程有名なコマンドであるため記述を割愛し、ここでは、openSUSE 独自のコマンドである zypper についてのみ記述する。
zypper の主な使用方法は、以下の通りである。
1. パッケージのインストール/更新
zypper install <package-name>
下記のオプションが指定可能である。
-D: テストを実施するのみで、実際のインストールは行わない。
-f: インストール済のパッケージでもインストールする。
-r: 使用するリポジトリを指定する。
2. パッケージのアン・インストール
zypper remove <package-name>
3. 更新可能なパッケージの一覧表示
zypper list-updates -t package
4. 更新可能な全パッケージの更新
zypper update -t package
5. パッケージの検索
zypper search <query-string>
6. パッケージの情報の表示
zypper info <package-name>
7. 指定したファイルを提供するパッケージの検索
zypper what-provides <file>
rpm は RedHat 系 Linux 以外でも採用されることがある程有名なコマンドであるため記述を割愛し、ここでは、openSUSE 独自のコマンドである zypper についてのみ記述する。
zypper の主な使用方法は、以下の通りである。
1. パッケージのインストール/更新
zypper install <package-name>
下記のオプションが指定可能である。
-D: テストを実施するのみで、実際のインストールは行わない。
-f: インストール済のパッケージでもインストールする。
-r: 使用するリポジトリを指定する。
2. パッケージのアン・インストール
zypper remove <package-name>
3. 更新可能なパッケージの一覧表示
zypper list-updates -t package
4. 更新可能な全パッケージの更新
zypper update -t package
5. パッケージの検索
zypper search <query-string>
6. パッケージの情報の表示
zypper info <package-name>
7. 指定したファイルを提供するパッケージの検索
zypper what-provides <file>
pulseaudio の無効化 (on openSUSE 11.1) [openSUSE]
当方の環境では使用するメリットがないため、pulseaudio を無効化することにした。アン・インストールすることも検討したが、他のパッケージとの依存関係が多数あり、すべての依存関係を無視してまでアン・インストールする気にはなれなかった。
そこで、パッケージは残したまま、下記の手順で無効化した。
1. /usr/bin/pulseaudio の変更
(1) 現在のファイルの保存
(2) ダミーの /usr/bin/pulseaudio の作成
2. mplayer(MPlayer-1.0rc2_r27637-3.pm.3) のための変更
(1) alsa および libasound2 のバージョン・ダウン
(実施前) alsa-1.0.18-8.12.1、libasound2-1.0.18-8.12.1
(実施後) alsa-1.0.18-8.7、libasound2-1.0.18-8.7
(注) mplayer の画像と音声がずれる等の不具合が発生したことへの対応である。
(2) 音声の出力先を(明示的に) ALSA に設定
[補足]
・システム・ログへのエラー・メッセージは発生しない。
・pulseaudio を無効化したことにより、システムの負荷が軽減された。
・GNOME 環境で alsamixer を実行する場合には、環境変数 ALSA_CONFIG_PATH を未設定にする。
(ALSA_CONFIG_PATH=/etc/asound-pulse.conf となっているためである。)
そこで、パッケージは残したまま、下記の手順で無効化した。
1. /usr/bin/pulseaudio の変更
(1) 現在のファイルの保存
# cd /usr/bin # mv pulseaudio pulseaudio.org
(2) ダミーの /usr/bin/pulseaudio の作成
# touch /usr/bin/pulseaudio # chmod 755 /usr/bin/pulseaudio
2. mplayer(MPlayer-1.0rc2_r27637-3.pm.3) のための変更
(1) alsa および libasound2 のバージョン・ダウン
(実施前) alsa-1.0.18-8.12.1、libasound2-1.0.18-8.12.1
(実施後) alsa-1.0.18-8.7、libasound2-1.0.18-8.7
(注) mplayer の画像と音声がずれる等の不具合が発生したことへの対応である。
(2) 音声の出力先を(明示的に) ALSA に設定
% cat ~/.mplayer/config ao=alsa (注) ALSA dmix を使用するための対応である。
[補足]
・システム・ログへのエラー・メッセージは発生しない。
・pulseaudio を無効化したことにより、システムの負荷が軽減された。
・GNOME 環境で alsamixer を実行する場合には、環境変数 ALSA_CONFIG_PATH を未設定にする。
(ALSA_CONFIG_PATH=/etc/asound-pulse.conf となっているためである。)
mplayer の pulseaudio への音声出力 [openSUSE]
[背景]
openSUSE 11.1 では pulseaudio が導入されているため、音声出力は ALSA と pulseaudio の二系統ある。また、どちらに出力されるかは、アプリケーションの仕様による。
このような状況で、複数のアプリケーションからの音声出力を同時に行うためには、出力先をどちらかに統一することが必要となる。
当初は pulseaudio のアン・インストールを試みたが、他のパッケージとの依存関係があり、容易にはアン・インストールできなかった。そこで、pulseaudio に統一することにした。
[設定方法]
mplayer(MPlayer-1.0rc2_r27637-3.pm.3) の -ao オプションを使用する。
設定箇所は、コマンドライン、または config ファイルである。
(1) コマンドラインの場合
(2) ~/.mplayer/config ファイルの場合
openSUSE 11.1 では pulseaudio が導入されているため、音声出力は ALSA と pulseaudio の二系統ある。また、どちらに出力されるかは、アプリケーションの仕様による。
このような状況で、複数のアプリケーションからの音声出力を同時に行うためには、出力先をどちらかに統一することが必要となる。
当初は pulseaudio のアン・インストールを試みたが、他のパッケージとの依存関係があり、容易にはアン・インストールできなかった。そこで、pulseaudio に統一することにした。
[設定方法]
mplayer(MPlayer-1.0rc2_r27637-3.pm.3) の -ao オプションを使用する。
設定箇所は、コマンドライン、または config ファイルである。
(1) コマンドラインの場合
% mplayer -ao pulse,alsa
(2) ~/.mplayer/config ファイルの場合
ao=pulse,alsa # (pulseaudio が安定していないため、次候補として alsa を指定している。)