CentOS 7.1のインストール [CentOS]
詳細は、以下の通りである。
1. インストールの方針
(1) ブートローダーはインストールしない。
・本バージョンでは、PBR へのインストールができないため。
・CentOS 7.1 の起動は、マルチブート環境の既存の GRUB から行う。
・ブートローダーの PBR へのインストールは、OS インストール後に実施する。
(# grub2-install コマンドで --force オプションを指定)
(2)パッケージの選択では、ベース環境として下記の 2 候補を選択し、比較検討する。
・[最小限のインストール] または [サーバー(GUI 使用)] を選択する。
・アドオンの選択では、[互換性ライブラリ] のみを選択する。
・本バージョンでは、ベース環境選択後のパッケージの個別選択ができないため。
(3) その他
・事前にインストール先のパーティションを作成する。
・IPv4 のアドレスを手動で設定し、IPv6 は使用しない。
2. インストールの手順 (要点のみ記載)
(1) ブートメディアでのブート
(2) 機能の選択
・[Install CentOS 7] を選択する。
(3) インストール中に使用する言語の選択
・[日本語] を選択する。
(4) ネットワークとホストの設定
・[全般] で [この接続が利用可能になったときは自動的に接続する] を選択する。
(5) インストールソースの指定
・ftp://ftp.riken.go.jp/Linux/centos/7.1.1503/os/x86_64/
(6) ソフトウェアの選択
・ベース環境の選択: 使用するベース環境を選択する。
・アドオンの選択: [互換性ライブラリ] を選択する。
(7) インストール先の指定
(a) デバイスの選択
・[パーティション構成を行いたい] を選択する。
・下部の [Full disk summay and boot loader ...] をクリックする。
・デバイスを選択し、[ブートローダーをインストールしない] を選択する。
(b) 手動パーティション設定
・[不明] という項目のリストから、既存のパーティションを選択する。
・/ にマウントするパーティションは、[再フォーマット] の選択が必須である。
・[変更を適用する] を選択し、パーティションの設定を追加する。
・すべてのパーティションの追加後に、[完了] をクリックし、設定を終了する。
(8) その他の設定
・kdump を使用しない場合には、[KDUMP の設定] で設定を変更する。
・日付と時刻、言語サポート、キーボードは初期値を使用する。
(初期値は、アジア/東京 タイムゾーン、日本語、日本語である。)
(9) インストールの開始
・右側下部の [インストールの開始] をクリックする。
・[ユーザーの設定] では、[root のパスワードの設定] のみ行う。
(ユーザーの追加は、インストール後に実施するため。)
3. 備考
インストールされるパッケージの数は、下記の通りである。
・[最小限のインストール] を選択の場合: 306 個
・[サーバー(GUI 使用)] に変更した場合: 1231 個
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