音楽CDのデジタル再生 [Linux]
アナログ再生で満足していたのだが、仕方ないのでデジタル再生を行う環境を構築した。
実施した手順は、下記の通りである。
1. デジタル再生に対応したソフトウェアのインストール
(1) 情報収集
インターネットの検索結果から、mplayer、xmms、xmms2、audacious を候補とした。
(2) 使用するソフトウェアの決定
検討の結果、audacious を使用することにした。
(3) audacious のインストール
(a) Debian GNU/Linux 6.0 の場合 (audacious 2.3)
# apt-get install audacious
(b) CentOS 6.2 または Scientific Linux 6.2 の場合 (audacious 3.2.2)
# rpm -ivh libvpx-1.0.0-1.fc15.i686.rpm (注) atrpms リポジトリの不具合で、依存関係を解決できないための対応である。 # yum --enablerepo=atrpms install audacious
(c) openSUSE 11.4 の場合 (audacious 3.1.1)
# zypper install audacious # zypper install audacious-plugins
(4) audacious の設定
audacious を使用するユーザーを cdrom グループに追加する。
(5) 音楽 CD の再生
(a) 音楽 CD を CD ドライブに挿入する。
(b) audacious を起動する。
(c) メニューから [Services] -> [Play CD] を選択する。
または、メニューから [Services] -> [Add CD] を選択する。
・表示された Playlist から該当する曲を選択する。
・再生開始のアイコンをクリックする。
(注) v2.3 の場合は、Player を右クリックし、[Plugin Services] を選択する。
2. 備考
今回採用しなかったソフトウェアを使用した感想は、下記の通りである。
(1) mplayer
・光学ドライブの回転数がかなり高くなってしまい、回転音が気になる。
(-cdda speed=1 の指定、直前の 'eject -x 1' の実行でも、効果がない。)
・CPU への負荷が結構高い。
・CUI である。
(2) xmms
・光学ドライブの回転数がかなり高くなってしまい、回転音が気になる。
(直前に 'eject -x 1' を実行することで対応可能。)
・Playlist が日本語表示できない(設定の問題かも知れない)。
(3) xmms2
・サーバー/クライアント方式であり、音楽 CD を再生するだけには不要な機能が多い。
・設定方法がよくわからない。
コメント 0