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Emacsのフレーム・タイトルのカスタマイズ [Linux]

1. フレーム・タイトルのデフォルト値(Emacs 22/23)


変数 frame-title-format で指定されている。

(multiple-frames "%b"
                 ("" invocation-name "@" system-name))


・multiple-frames: 複数のフレームが存在する場合は t、それ以外は nil
・invocation-name: プログラム名(通常は emacs)
・system-name: ホスト名(FQDN)
・%b: バッファー名

(注) --name や --title オプションでの指定の方が優先される。


2. 設定値のカスタマイズ(例)
;; 複数のフレームが存在する場合にも、タイトルにプログラム名を含める設定
(let (title)
  (when (and (boundp 'frame-initial-frame-alist)
             (setq title (cdr (assq 'name frame-initial-frame-alist))))
    (setq invocation-name title))
  (setq frame-title-format
        '(multiple-frames ("" invocation-name " - %b")
                          ("" invocation-name "@" system-name))))

3. 補足


フレーム関連の関数には、下記のようなものがある。

(1) フレームの作成/削除


・make-frame-command (C-x 5 2)
 新しいフレームを作成する。

・delete-frame (C-x 5 0)
 指定したフレームを削除する。

・delete-other-frames (C-x 5 1)
 指定したフレーム以外のフレームを削除する。


(2) フレームの切り替え


・display-buffer-other-frame (C-x 5 C-o)
 別のフレームを使用して、指定したバッファを表示する。
 (バッファが存在しない場合には、新規作成される。)

・switch-to-buffer-other-frame (C-x 5 b)
 別のフレームを使用して、指定したバッファへの切り替えを行う。
 (既存のバッファしか指定できない。)

・other-frame (C-x 5 o)
 別のフレームを選択する。


(3) ファイルの編集


・find-file-other-frame (C-x 5 C-f または C-x 5 f)
 別のフレームで指定したファイルを編集する。

・find-file-read-only-other-frame (C-x 5 r)
 別のフレームを使用し、ファイルをリード・オンリーで参照する。

・dired-other-frame (C-x 5 d)
 別のフレームを使用して、dired を実行する。



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