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APT によるパッケージの管理 [Debian]

[APT (Advanced Packaging Tool) の主な使用方法]

1. apt-get コマンド

 (1) パッケージ・インデックス・ファイルの再同期

   apt-get update

   /etc/apt/sources.list に設定した場所から、パッケージのインデックスを取得する。
   /etc/apt/sources.list を更新した場合には、本処理の実行が必要である。

 (2) パッケージのインストール/更新

   apt-get install package

 (3) パッケージのアン・インストール

   (a) 設定ファイルを除くすべての削除

     apt-get remove package

     (注) パッケージと依存パッケージは削除されるが、設定ファイルは残る。

   (b) 設定ファイルを含むすべての削除

     apt-get --purge remove package

     (注) パッケージに関連する全ファイル(設定ファイルを含む)が削除される。

 (4) パッケージのダウンロード

   apt-get -d install package

   (注) パッケージのダウンロードのみの実施し、インストールは行わない。

 (5) システムの更新

   (a) インストールされている全パッケージの更新

     apt-get upgrade


パッケージが他のものと入れ替わる場合や、削除される場合には更新が保留される。このため、インストールされているパッケージが削除されることはないが、完全な更新をすることはできない。
(完全な更新を行う場合には、apt-get dist-upgrade を使用する。)


   (b) 更新可能なパッケージのリストの取得

     apt-get -[V]s upgrade

 (6) 完全なシステムの更新

   apt-get dist-upgrade


通常の更新機能に加え、パッケージが他のものと入れ替わる場合や、削除される場合にも対応した更新を行う。


 (7) キャッシュ/リポジトリの管理

   (a) すべてのファイルの削除

     apt-get clean

     以下のディレクトリから、ロックファイル以外のすべてを削除する。
     ・/var/cache/apt/archives/
     ・/var/cache/apt/archives/partial/

   (b) 不要なパッケージ・ファイルの削除

     apt-get autoclean

     以下のディレクトリから、不要なパッケージ・ファイルを削除する。
     ・/var/cache/apt/archives/
     ・/var/cache/apt/archives/partial/

2. apt-cache コマンド

 (1) パッケージの検索

   (a) 指定されたパターンにマッチするパッケージの検索

     apt-cache search pattern

     下記のオプションが指定可能である。
     -f: パッケージに関するすべての情報(全レコード)を表示する
     -n: パッケージ名のみを検索対象とする

 (2) パッケージの情報の表示

   (a) 指定されたパッケージの詳細情報の表示

     apt-cache showpkg package

   (b) 指定されたパッケージの情報(パッケージレコード)の表示

     apt-cache show package

 (3) パッケージの依存関係の表示

   (a) 指定されたパッケージの依存情報の表示

     apt-cache depends package

   (b) 指定されたパッケージの被依存情報の表示

     apt-cache rdepends package

   (c) 未解決の依存関係の表示

     apt-cache unmet

3. apt-file

 (1) 指定したファイルを含むパッケージの検索

   apt-file search <file-name>

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