SSブログ

ネットワーク・インターフェース名の変更 [Linux]

約半年前に購入したマザーボードを修理に出したところ、新品と交換されて戻ってきた。
同じ型番の製品であるため、基本的にはそのまま設置するだけでよいが、ネットワーク・インターフェースについては、注意が必要である。MACアドレス(物理アドレス)の設定値が製品毎に異なるため、ハードウェアの追加と認識され、ネットワーク・インターフェース名が変わってしまうのである(交換前がeth0なら交換後はeth1となる)。

以下は、自動認識されたネットワーク・インターフェース名を変更する手順である。
・eth1からeth0への変更である。
・CentOS 6.x、Scientific Linux 6.x、Debian GNU Linux 6.0.x、openSUSE 11.xを対象とする。

1. MACアドレスの取得(CentOS 6.x、Scientific Linux 6.xの場合のみ実施)


ifconfig eth1の実行結果から、ネットワーク・インターフェースのHWaddrの値を取得する。

# ifconfig eth1 | grep HWaddr

2. 設定ファイルの編集


(1) CentOS 6.x、Scientific Linux 6.xの場合


(a) /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0


HWADDRに上記で取得したMACアドレスを設定する。

# MACアドレスが11:22:33:44:55:66の場合
HWADDR="11:22:33:44:55:66"


(b) /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules


NAME="eth1"をNAME="eth0"に変更する。

# MACアドレスが11:22:33:44:55:66の場合
SUBSYSTEM=="net", …, ATTR{address}=="11:22:33:44:55:66", …, NAME="eth0"


・ATTR{address}の設定値が、上記で取得したMACアドレスに一致すること。
 (大文字/小文字の区別はない。)
・古いエントリは、コメントアウト、または削除する。


(2) Debian GNU Linux 6.0.x、openSUSE 11.xの場合


(a) /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules


CentOS 6.xの場合の(b)と同じ。


3. 変更内容の反映


変更内容の反映のため、リブートを行う。

# shutdown -r now


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。