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Gmailのフィルタでの条件指定(論理和/論理積/否定の使用) [misc]

Gmail の I/F が嫌いで、Gmail をあまり使用していなかった。
今回、どうしても使用する必要があり、久しぶりに本格的に使用した。

ここで問題となったのが、フィルタの条件を指定する際の仕様が不明確な点である。
・各入力欄での論理和/論理積/否定の指定方法
・フィルタの一覧表示での {...} と (...) の違い

取り敢えず、説明がつくようになったため、備忘録としてまとめてみた。
詳細は、以下の通りである。

1. フィルタの条件の指定


(1) 特定の入力欄での指定


(a) [含まない] 以外の入力欄の場合


複数の条件を半角スペースで接続した場合には、論理積と解釈される。
AND で接続した場合と同じである。

作成される条件: (条件1 条件2) または (条件1 AND 条件2)


また、論理和としたい場合には、OR で接続する。

作成される条件: (条件1 OR 条件2)


(b) [含まない] の入力欄の場合


複数の条件を半角スペースで接続した場合には、論理和と解釈される。
OR で接続した場合と同じである。
さらに、この論理和を否定する条件指定となる。
(個々の条件の否定を AND で接続するとも言える。)

作成される条件: !{条件1 条件2} または !{条件1 OR 条件2} 


また、論理積としたい場合には、AND で接続する。
この論理積を否定する条件指定となる。
(個々の条件の否定を OR で接続するとも言える。)

作成される条件: !{条件1 AND 条件2}


(2) 複数の入力欄での指定


各入力欄で指定した条件が AND で接続される。


(3) [含まない] 以外の入力欄での否定条件の指定


下記のような指定が可能である。

-(条件)

(例)
"From に @xxx.com を含まない" という条件の指定
・[From] 欄での指定
 -(@xxx.com)
・[含む] 欄での指定
 -(from:@xxx.com)


また、論理和、論理積を否定する場合は、下記のように指定する。

-{条件1 条件2}、-{条件1 OR 条件2}、-{条件1 AND 条件2}
-(条件1 条件2)、-(条件1 OR 条件2)、-(条件1 AND 条件2)


(4) [含む]、[含まない] の入力欄での検索対象の指定


・検索対象の指定がない場合、メール本文を含むすべてが検索対象となる。
・ヘッダー項目の指定がある場合、指定したヘッダー項目のみが検索対象となる。
 (From 等の専用の入力欄での指定と同様である。)
・その他にも、ラベル(label:) やカテゴリ(category:) 等での指定が可能である。

(例)
aaa@xxx.com    ← メール本文を含むすべてが検索対象となる
cc:aaa@xxx.com    ← Cc のみが検索対象となる

2. フィルタの一覧表示


フィルタの一覧表示での () と {} の違いは、下記の通りと思われる。

・() の場合には、AND/OR の指定がなければ AND で接続される。
・{} の場合には、AND/OR の指定がなければ OR で接続される。
・いずれの場合も、AND/OR の指定があれば、指定された演算子で接続される。

3. フィルタの適用順序の変更


フィルタは、一覧の上から順に適用される。
また、フィルタの順序を変更する機能は、現在提供されていない。

このため、フィルタのエクスポート/インポートを使用して対応する。
実施手順は、下記の通りである。

・すべてのフィルタを選択し、エクスポートする。
・エクスポートしたファイル(XML ファイル) を編集し、順序を変更する。
 (<entry>〜</entry> の単位で移動する。)
・既存のフィルタを削除する。
・編集後の XML ファイルを使用し、インポートする。
・インポートした内容でフィルタを作成する。



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