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CentOS 7.1へのuim-anthyの導入 [CentOS]

CentOS 7.1 で GNOME(classic mode) と fvwm を併用しているが、fvwm 上での IBus が使いづらいため、uim-anthy の導入を行った。
実施手順は、以下の通りである。

1. 依存パッケージのインストール


(1) eb

# rpm -ivh eb-4.4.3-1.fc20.x86_64.rpm


(2) im-chooser

# yum install im-chooser.x86_64 im-chooser-common.x86_64

2. uim-anthy のインストール


(1) 必要なパッケージのダウンロード


・libgcroots-0.2.3-6.fc20.x86_64.rpm
・uim-1.8.6-3.fc20.x86_64.rpm
・uim-anthy-1.8.6-3.fc20.x86_64.rpm
・uim-gtk2-1.8.6-3.fc20.x86_64.rpm
・uim-gtk3-1.8.6-3.fc20.x86_64.rpm


(2) パッケージのインストール

# rpm -ivh *.rpm

3. 備考


(1) 導入後の不具合


Firefox において、メニューバーからプルダウン・メニューを表示できないことがある。

・発生頻度は、非常に低い。
・scim-anthy でも同様の状況が発生する。
 cf. http://dan-project.blog.so-net.ne.jp/2015-10-04


[追記]


Debian 8のDNSの逆引きが遅いことへの対応 [Debian]

久しぶりに Debian 8 (Debian 7 からアップグレード) を使用していて、DNS の逆引きが遅くなっていることに気付いたので、元の状態になるように対応を行った。
詳細は、以下の通りである。

1. 発生事象


DNS の逆引きが遅い。

例えば、下記コマンドの実行において、結果が得られるまでの時間が長い。
また、-n オプションを追加すると、通常のレスポンスになる。

・iptables -L
・netstat -r


2. 原因


mDNS (Multicast DNS) のパケットが送信されるためである。

・systemd への移行ににより、停止していた当該サービスが自動起動されていた。


3. 対処方法


下記のいずれかの手順を実施する。

(1) mDNS のアンインストール

# dpkg --purge libnss-mdns


(2) /etc/nsswitch.conf の編集

# diff nsswitch.conf nsswitch.conf.org
11c11
< hosts:          files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns
---
> hosts:          files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns mdns4


(3) avahi-daemon の無効化

# systemctl stop avahi-daemon.socket
# systemctl disable avahi-daemon.socket

# systemctl stop avahi-daemon
# systemctl disable avahi-daemon


CentOS 7.1でのibus-kkcからscim-anthyへの変更 [CentOS]

CentOS 7.1 で GNOME(classic mode) と fvwm を併用しているが、fvwm 上での IBus が使いづらい(日本語入力モードかどうかを表示できない)。
このため、ibus-kkc/ibus-anthy から scim-anthy への変更を行った。
実施手順は、以下の通りである。

1. IBus の停止
# killall ibus-daemon

2. IBus および kkc 関連のパッケージのアンインストール
# yum remove ibus
# yum remove libkkc*

3. scim-anthy の依存パッケージのインストール
# yum install im-chooser.x86_64 im-chooser-common.x86_64
# yum --enablerepo=epel install kasumi.x86_64

4. scim-anthy 関連のパッケージのインストール


(1) パッケージのダウンロード


下記のファイル(Fedora 18 のパッケージ)をダウンロードする。

・scim-1.4.14-3.fc18.x86_64.rpm
・scim-anthy-1.2.7-8.fc18.x86_64.rpm
・scim-bridge-0.4.16-11.fc18.x86_64.rpm
・scim-bridge-gtk-0.4.16-11.fc18.x86_64.rpm
・scim-libs-1.4.14-3.fc18.x86_64.rpm


(2) パッケージのインストール

# rpm -ivh *.rpm

5. SCIM の設定

5-1. SCIM の起動


デフォルト設定で SCIM が起動されない場合には、下記のいずれかの手順を実施する。

(1) ~/.xinitrc または ~/.Xclients への設定の追加

# start Input Method
imsettings-switch -n -q -x


(2) ~/.xinputrc の作成

ps cx | grep -w scim >/dev/null 2>&1
if [ $? != 0 ]; then
    export XMODIFIERS="@im=SCIM"
    export GTK_IM_MODULE=scim
    export QT_IM_MODULE=scim
    /usr/bin/scim -d
fi


設定の変更後に、X Window System を再起動する。


5-2. SCIM 入力メソッドの設定


(1) 設定ウィンドウの表示


・Ctrl + Space を押下し、SCIM ツールバーを表示する。
・SCIM ツールバーのアイコンを右クリックし、[SCIM を設定] を選択する。


(2) ホットキーの追加


[フロントエンド] -> [全体設定] を選択し、ホットキーを追加する。

・[半角/全角]、Alt + [半角/全角]


(3) その他の設定


必要に応じて、設定を変更する。


(4) 設定の終了


[適用]、[OK] の順に選択する。


6. Firefox の設定


Firefox だけで日本語入力ができない場合には、下記の設定を試してみる。

export GTK_IM_MODULE=xim

[追記]


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