タスクスケジューラの起動時のエラー(Windows 7) [Windows]
Windows 7 のタスクスケジューラの起動時に、下記のエラーが発生する。
# 日本語版でのエラー・メッセージ
選択されたタスク "{0}" が存在しません。
現在のタスクを表示するには、[最新の情報に更新] をクリックしてください。
# 英語版でのエラー・メッセージ
The selected task "{0}" no longer exists.
To see the current tasks, click refresh.
(補足)
・[最新の情報に更新] でも同様のメッセージが表示される。
・タスクスケジューラは機能している(正常なタスクは実行されている。)
・同様の事象が発生するとの情報は多数あるが、決定的な解決策は不明のようである。
2. 対処方法
インターネット上で得られた情報をつなぎ合わせ、下記の対応を行った。
(1) 問題のあるタスクの特定
・タスクスケジューラを起動する。
・起動時のエラーメッセージは無視する。
・左側の一覧からタスクを順次選択し、上記のエラーが発生するタスクを特定する。
=> SystemRestore\SR が該当した。
(2) SystemRestore\SR タスクの削除
(a) システムの保護を無効化する。
・[コンピュータ] の右クリップ -> [プロパティ] -> [システムの保護]
・すべてのドライブについて、システムの保護を無効化する。
(b) ファイルの削除
下記ファイルを削除、または別のフォルダに移動する。
C:\Windows\System32\Tasks\Microsoft\Windows\SystemRestore\SR
(c) レジストリの編集
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\Current Version\
Scheduler\TaskCache\ 内の下記データを削除する。
・Tasks\{xxx}
xxx: SystemRestore\SR が設定されているもの。
(または、Tree\Microsoft\Windows\SystemRestore\SR の設定値から特定。)
・Tree\Microsoft\Windows\SystemRestore\SR
(3) システムの再起動
(4) SystemRestore\SR タスクの作成
システムの保護を有効化する。
・[コンピュータ] の右クリップ -> [プロパティ] -> [システムの保護]
・システムの保護を有効化する。
(SystemRestore\SR タスクが作成される。)
3. 追記
(1) 原因
タスクの設定情報について、レジストリとファイルに不一致がある場合に、上記のエラーが発生するとのこと。
不一致が発生する原因としては、下記のようなものが考えられる。
(a) タスクスケジューラのバグ
デフラグ、復元ポイントの作成については、タスクスケジューラ以外からも有効/無効の変更ができるが、これにタスクスケジューラが正しく対応できていないとの情報がある。
(b) レジストリ・データの削除
CCleaner 等により、必要なレジストリ・データが削除された可能性がある。
(可能性としてはかなり低い。)
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