Scientific Linuxのアップデート時の注意点 [Scientific Linux]
1. CentOS の仕様との相違点
(1) 応答の速いミラーサイトを自動選択する機能が無効化されている。
/etc/yum.repos.d/*.repo の mirrorlist の設定がコメント化されている。
(2) マイナーバージョンのアップデート時には、--releaseverの指定が必要である。
/etc/yum.repos.d/*.repo の $releasever がマイナーバージョン番号を含む。
2. CentOS と同様にするための手順
下記の手順を実施することにより、CentOS と同様の仕様に変更できる。
(1) 追加パッケージのインストール
(2) リポジトリの設定ファイル(/etc/yum.repos.d/*.repo) の変更
(1) 応答の速いミラーサイトを自動選択する機能が無効化されている。
/etc/yum.repos.d/*.repo の mirrorlist の設定がコメント化されている。
(2) マイナーバージョンのアップデート時には、--releaseverの指定が必要である。
/etc/yum.repos.d/*.repo の $releasever がマイナーバージョン番号を含む。
2. CentOS と同様にするための手順
下記の手順を実施することにより、CentOS と同様の仕様に変更できる。
(1) 追加パッケージのインストール
・yum-plugin-fastestmirror-1.1.30-6.el6.noarch
・yum-conf-sl6x-1-1.noarch
(2) リポジトリの設定ファイル(/etc/yum.repos.d/*.repo) の変更
・sl.repo の代わりに sl6x.repo を使用する。
・sl6x.repo の baseurl を無効化し、mirrorlist を有効化する。
(a) sl.repo
(変更前) enabled=1
(変更後) enabled=0
(b) sl6x.repo
(変更前)
baseurl=...
...
#mirrorlist=...
(変更後)
#baseurl=...
# ...
mirrorlist=...
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