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openSUSE 11.2 へのアップグレード (on openSUSE 11.1) [openSUSE]

openSUSE 11.1 から openSUSE 11.2 への Live アップグレードが公式にサポートされているので、openSUSE 11.2 へのアップグレードを実施した。Live アップグレードは特に問題なくできたが、その後の環境設定には予定していた以上に時間を要してしまった。
実施手順は、以下の通りである。
(参考資料はこちら)

1. openSUSE 11.1 の更新

 openSUSE 11.1 を最新の状態にする。
 (最新の状態であることが Live アップグレードの前提条件となっている。)

2. システム・バックアップの実施

3. リポジトリの変更

 (1) 変更前のリポジトリ情報の保存
# zypper ls -d | tee /tmp/repos-list.log
# cd /etc/zypp
# cp -pR repos.d repos.d.sav

 (2) リポジトリの設定ファイルの変更

   /etc/zypp/repos.d/*.repo の "11.1" を "11.2" に変更する。
   (ファイル名を変更することも可能である。)

 (3) リポジトリの更新
# zypper clean        … キャッシュの削除
# zypper refresh      … 管理データの更新
# zypper ls -d        … リポジトリ情報の確認

   /tmp/repos-list.log と比較し、変更が反映されていることを確認する。

 (4) 変更前のリポジトリ情報の削除
# rm -fr repos.d.sav

4. Live アップグレード

 (1) zypper コマンドの更新
# zypper in zypper

 (2) パッケージのダウンロード
# zypper dup -d | tee /tmp/zypper-dup-d.log (注1)


パッケージを予めダウンロードすることにより、ダウンロードの失敗によるアップグレードの異常終了を防止できる。実施の有無は任意である。


 (3) アップグレード
# zypper dup | tee /tmp/zypper-dup.log (注1)

 (4) キャッシュの削除
# zypper clean

 (注1) 必要なディスク容量が表示されるので、/var に確保する。

5. システムの再起動
# shutdown -r now

6. 設定ファイルの変更

 /etc 以下の *.{rpmnew,rpmsave} について、必要なものは手動で反映する。

7. openSUSE 11.2 の環境設定

 (1) X 環境で日本語キーボードと認識させるための設定

   X の起動時に下記のコマンドを実行する(~/.xinitrc 等に設定する)。
setxkbmap -rules evdev -model jp106 -layout jp

   または、/etc/X11/xorg.conf に下記の設定を追加する。
Section "ServerFlags"
    Option    "AutoAddDevices" "off"
    Option    "AutoEnableDevices" "off"
    Option    "AllowEmptyInput" "off"
EndSection

 (2) anthy.el のカスタマイズ

   ~/.emacs に下記の設定を追加する。
(when (>= emacs-major-version 22)
  (setq anthy-accept-timeout 1))


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